19の夏、海の家のバイト。
住み込みだった私の夜の部の担当は、厨房のでっかい網の上で汗まみれで焼く、宿泊客の夕飯メニュー『サザエの壺焼き』。
お裾分けのサザエで、当時を思い出して数十年ぶりに焼いてみた。
とれたてのサザエをよく洗ったら、殻のままフタを上にして網に並べブクブクと煮汁が上がってくるまで弱火でじっくり炙る。
殻の中に酒と醤油をちょろっと垂らして、さらに2~3分炙ったら完成。
超簡単!
サザエは焼きすぎては駄目!と教わったけれど、これ本当ね。
弱火でじんわり焼くことで柔らかく美味しく食べられる。
でっかい網焼きじゃあないけれど、なかなか上手く焼けた。
それにしてもすごい磯の香。
酒の肴にも最高。
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