晩秋から青物釣りに余念がない夫。
シーズン初め弟から届いた釣り土産のイナダに魅了され、今年は自分もイナダを釣り上げるぞと張り切っているのだが、そう簡単にはいかない様子。
それでも、時間をみつけてはサーフへ出掛け、先日は釣り上げたサゴシを二本持ち帰ったのでさっそく頂きました。
サゴシはスズキ目サバ科サワラ属に分類されるサワラの子供で、サゴシ(40~50センチ)、ナギ(50~60センチ)、サワラ(60センチ以上)と、サイズによって呼称が変わる出世魚。
青物全般がそうですが、サゴシもサバと同じく足が速くすぐに傷んでしまうので、今回は鮮度の良い釣りたてを捌いて三枚に下ろし、一本はそのまま刺身で楽しみ、もう一本は酢で〆てつくる棒寿司に挑戦してみました。
サゴシのイメージが変わっちゃった!
青物釣りでは「サゴシかぁ、イナダじゃないんだぁ‥‥」なんて思われがちなサゴシ。
皮に独特の青臭さがあって身が水っぽく淡泊で味気ない、と言った具合にこの辺りではあまり人気のない魚のイメージ。
我が家でもやっぱりそんなイメージがあって、美味しく食べられるのかしら?なんて感じていたのですが、この、はじめて挑戦した棒寿司が味も見た目も想像以上で、嬉しい発見だったので是非ご紹介させてもらいますね。
ちょっと可哀想なサゴシのイメージが、きっと変わってしまいますよ。
絶品!サゴシの棒寿司 のつくり方
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1サゴシを三枚に下ろす
まずはウロコとヌメリをよく取り除きます。
捌く際は身が薄く柔らかいので強く抑えると崩れてしまうので優しく、そして歯が鋭いのでケガをしないように注意して下さいね。
血合いと、小骨も丁寧に取り除いて下さい。
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2両面に塩をまぶす
三枚に下ろした身の両面に塩を全体によくまぶして10分間置きます。
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3酢で塩を洗い流す
10分経ったら、鍋などに適量入れた酢の中で塩を落とします。
※水は使いません
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4酢につける
袋(もしくは容器)などに身全体が浸かるほどの酢を入れて10分間放置します。
※容器を使う場合は上からキッチンペーパーをかけて浸しておきます。
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5冷蔵庫で3日
10分経ったらキッチンペーパーで酢をふきとります。
再びキッチンペーパーで包んでラップをして、冷蔵庫で3日ほど置きます。
※こうして3日ほど置くことでより美味しくなりますよ。
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6皮を炙る
冷蔵庫から取り出した身の皮目に包丁で数本切り目を入れて、皮目の方だけ炙ります。
※ここで、我が家が先日購入したガストーチバーナーの登場です。サゴシは皮が固いので、こうすることで食べやすくなるうえ旨味がグンと増し、見た目もキレイになって数倍楽しめますよ!
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7酢飯をのせて巻く
巻き簾の上にラップを広げサゴシを皮目を下にして置き、お好みでワサビをのせて、その上に酢飯を置きます。
※巻き簾がない場合は、下の画像のようにクッキングシートの上にラップを重ねることで代用できますよ。
⇩⇩欲張って酢飯てんこ盛りですが、もう少し控えめでいいかも知れません。
全体を抑えながら巻き簾(クッキングシート)でクルクルと巻きます。
巻き簾(クッキングシート)を外して、ラップの両端を締めて固定します。
※食べるまでの間、再度巻き簾(クッキングシート)で包んで輪ゴムで留めておくと形が崩れません。
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8切り分けて完成
食べる直前に切り分けて「サゴシの棒寿司」の完成です。
この「サゴシの棒寿司」は、少しだけ手間と時間が掛かりますが、その分淡泊なサゴシに酢がしっかりときいて旨味が出て、青臭さもまったく無くなります。しかも、炙った部分は香ばしくって甘味と旨味が増すので、さらに美味しくなり見た目もとっても綺麗に仕上がります。
そして、このレシピは、サゴシだけではなくサバや他の青物魚などでも美味しく食べられますので、ぜひ一度お試し下さいね。
青物釣りでサゴシが釣れたら我が家はコレで決まりです!
「絶品サゴシの棒寿司」のご紹介でした。
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