冬は落葉果樹の植栽シーズン。
12月初旬、注文していた各種の果樹苗木が届く中、植原葡萄研究所よりぶどうの苗木が届いていました。
ぶどう苗木 キングデラ、マスカ・サーティーン、ＢＫシードレス 2020.12.3
品種は、左からキングデラ、マスカ・サーティーン、ＢＫシードレスの計３本。
この苗木を購入した植原葡萄研究所は、はじめて利用させてもらったんだけれど、ぶどう産地の山梨県でも歴史ある葡萄専門の苗木屋さんで、苗木購入先を悩みながら、徹底的に調べて数社を比較したうえでこちらに決めました。
ウィルスフリーの立派な苗木で、生産者の真心が伝わります。
画像では見えませんが根もスゴイんです！
キングデラは多汁で糖度が高く自然状態でほとんど種なし、誰れもが知るデラウェアをボリュームアップした早熟種。
子供達にも大人気のやわらかくて食べやすいデラウェア同様に豊産性で、栽培が容易なところも選んだ決め手です。
マスカ・サーティーンは、なんと植原葡萄研究所が育成した新発表品種。
親はロザリオロッソ＆あのシャインマスカットで、皮ごと食べられ、しかも皮に旨みと甘みとコクがありシャインマスカットより食べやすいんですって。
さらに、豊産性で樹勢は旺盛、耐病性もあり、甘いだけのシャインマスカットより総合的に優れていることから、これからの主要品種として増産する計画だとか。
こんなにすばらしい品種ですが、意外にも育てやすいらしいです！
ＢＫシードレスは巨峰＆マスカットベリーＡを交配して育成された新発表品種で、その名の通り黒い種なしぶどう。
巨峰とマスカットベリーＡの味を混ぜたような独特の食味で、なんといっても種なしだから、レーズン、ジャム、シャーベットなどの加工用としても期待できるそう。
樹勢は両親よりも強く旺盛で、超豊産だから初心者にも育てやすい期待の品種なんですって！
実はね、私の実家の庭に葡萄棚があって、子供の頃から父が育てていた葡萄を毎年収穫して家族皆で食べた記憶が忘れられなくてね、いづれ自分でも葡萄を育てたいと考えていたんです。
実家は、ここ風の丘とは違って雪もかなり多く降る地域なんだけれど、そんな土地でも毎年収穫できていたから、ここはより育てやすいのかな？なんて、変な自信から欲張って３品種を仕入れてみました。
とは言っても、ここ新潟は雪国。
まだ子供の苗木を庭に植えこんで冬を越すのは難しいということで、植原葡萄研究所から教えてもらった通り、今冬は苗木を土の中にすっぽり伏せた状態で盛土をして山をつくり、その上に藁をかけて春まで冬眠させることにしました。
そして、この冬支度から一週間後に雪が降ったんだけれど、覆っていた雪が大分解けて、今日はこんな感じ。
ぶどう苗木の冬眠 2020.12.22
こうして霜よけしてあげると、春まで苗木が枯れてしまわないそうですよ。
はじめての果樹栽培。
いろいろ勉強になります。
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