発行から34年目を迎えたミサワホームの「偉人の筆跡カレンダー」を手に、担当のミサワ先生が我が家を訪ねてくださった。
実は初秋の9月にも、入居から一年を迎えるお祝いに新居のバースデーカードを届けてくださって、今年は2度お会いできたからレアだ。
お元気そうなお顔をみるとテンションが上がる。
ちなみにミサワ先生は全国トップの成績と抜群のセンスをお持ちの方だから、どこへ転勤になっても可笑しくはないんだけれど、今年度は異動がなくて安心した。
やっぱり遠くへ行ってしまうのは淋しいもの。
さて、本題のミサワホームのカレンダー2021。
これ、わかりますか?
すべて自筆です。
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン
34歳で株式仲買人から画家に転身し、文明社会を捨て原始に帰り野生に生きようとした、波乱万丈の画家人生を歩んだゴーギャンの筆跡です。
ミサワホームでは、1988年 世界の建築家(アントニオ・ガウディ)を皮切りに「偉人の筆跡カレンダー」が34年目を迎え、2021年は今日の私たちの社会に、生き方に語りかけてくる異色の天才画家ポール・ゴーギャンの絵画と言葉に光をあてているんですね。
「生まれる場所を間違える人もいる」といわれた人。
2月革命の起きた1848年6月パリに生まれ、株式仲買人という裕福な実業家としての平穏な日々を送りながら、自分を「文明化された野蛮人」と言い、居るべき場所の違いをずっと感じていたポール・ゴーギャン。
日曜画家としてサロンに入選したのを機に絵画に夢中になり、突然職を投げ打って画家に転身したゴーギャンは、ある日目にしたタヒチ島の案内記に刺激され、俗悪な文明社会を捨てて原始に帰りたいという思いにかられ、ひとりタヒチ島へ渡ります。
文明社会とはかけ離れた、タヒチ島での野生的詩的生活は、彼の絵画手法を一段と広げていったようです。
その後ゴーギャンは各地を旅しますが、芸術だけではなく、むしろ自己形成のための「野生」を求め、存在の根源に立ち帰るためには、やはり「タヒチ」という場が必要だったようです。
表紙に使われているスケッチは、ゴーギャンが死ぬ前に描こうとずっと考えていた大作で、1ヶ月間昼も夜も情熱をこめて製作され、人間の歴史の始まり、誕生から死への歩みを暗示し、一般の西洋絵画と異なり、絵巻物のようで、原初の自然に根差した「再生」への願いが画面にみてとれる作品です。
左に書かれたゴーギャンの言葉が、今の私たちの社会に、生き方に語りかけてきます。
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
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