国道のバス停留所は雪に埋もれている。
峠の道中では除雪車両と数回すれ違った。
240㎝まで積もった雪は、雨と晴れ間のおかげで大分低くなってはいたが、やっぱりここの雪は違う。
年末に用意していた「時鮭」を渡すと、母は初めてだとたいそう喜んでくれた。
「これは楽しみだね。」
まもなく父が買い物袋を提げて帰ってきた。
父も元気そうだ。
炬燵の上で袋を開けると、コンビニエンスストアのスイーツが4つ入っていた。
「誕生日ケーキの代わりだ。」
父は、息子の誕生日を覚えていたのだ。
夫は照れ臭そうに言った。「お~旨そうだな。」
「俺はこの茶色いのもらう。ピンクはお前らだ。」
そう言って、父がモンブランのプリンを、母と夫と私は苺のプリンを頂いた。
父のチョイスに滅茶ウケた。
こんな時間もしあわせだ。
玄関先に父の赤いトラクターがあった。
これを運転してこまめに稼いでいるのだろう。
家まわりはキレイに除雪されていた。
再びやってくる寒波を前に、父母の元気な顔をみれて安心した。
ふるさとの信濃川の雪景色も美しく、私たちを見送ってくれた。
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