まえがき
私たちは、マイホーム購入を夢みて日々共働きを続ける平和主義の夫婦でございます。
クレーマーや暴君といった性質では決してございませんことを、まずお伝えさせていただきます。
この記事では、一条工務店との契約解除(解約)の記録をありのまま記載しておりますが、記事の内容によっては気分を害される方もいらっしゃるかも知れませんので、ご興味のない方はどうぞこのままページを閉じられてください。
記事の公開に至った理由
私たちのマイホーム計画のスタート当初に御縁した、施工業者(ハウスメーカー)一条工務店については、出会いから契約解除の決断に至るまでをご紹介しておりましたが、一条工務店とのその後についての報告は控えてまいりました。
このたび私たちが直面した出来事は信じ難く、あまりにも悲惨であり、その内容を記事として公表することを躊躇していたからです。
ですが、読者様よりその後の解約状況についてをご心配いただいたり・・・
また、様々な不祥事や事件が改竄隠蔽され、弱者である消費者や市民が騙され犠牲になる現代、私たちと同じようなケースがこれ以上あってはならないとの想いから、事実をありのまま公開することといたしました。
私たちがたどった、一条工務店の解約までの流れ
2019.2.15 解約の申し出
2018年1月下旬、マイホーム計画をスタートした当初に御縁をした一条工務店に、手付金と称する100万円を入金し、仮契約(契約)を交わした私たちでしたが、8カ月後ミサワホームの家づくりに共感し、約5カ月間の精査の結果、一条工務店との契約解除を決断しました。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
-
一条工務店?それともミサワホーム?私たちの決断
続きを見る
2019年2月15日、一条工務店の担当者 一条の星さん(以下、担当★)に直接電話にて、一条工務店との契約を解除してミサワホームさんと契約する意思を正式に伝えました。
正直なところ、これまでいくつかの場面にて、一条工務店(担当★)の対応に不誠実さを感じたり、家づくりの進め方に疑念を持ちはじめていたことも、解約を決める大きな理由でしたが
それでも、夫婦共々お世話になってきた担当★には感謝しておりましたし、たとえ家づくりではご縁がなかったとしても、今後もよい関係を保っていきたいとの想いから、ミサワホームさんとのことも正直にすべてお話しして、誠意をもって解約の申し出をいたしました。
解約には「上部との面談」が必要?
私たちの申し出に、当初担当★は
などと大変熱心に引き留めに入られましたが、最終的に私たちの意思を汲んでくださいました。
私たち夫婦は共働きで休日がなかなか重ならないという事情があり、夫婦揃って上部の方と面談できる日はごく限られているため、スムーズに面談の日程が決められるよう、担当★には前以てこちらの都合のつく日時をお伝えしてありました。
しかし、その事前に伝えてあった日時を迎えようとしても担当★からの連絡はなく、不安になった私たちから確認の連絡を入れなければならないような状況でした。
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2019.3.2 「命乞い」 昇格したさにすがりつく担当者
解約の申し出から10日、担当★からの連絡を待っていては手続きが進まないと判断した私たちは、自ら連絡を取りつけました。
約束の3月2日午前11時、一条工務店の営業所へ到着すると、担当★がお一人でいらっしゃり上部の方の姿がありませんでした。
上部の方との面談が必要とお聴きしていたのに、その方がいらっしゃらないことを疑問に感じましたが、担当★を前に、私たちは丁寧に挨拶をしたあと改めて解約を申し出ました。
すると担当★から思いも寄らぬ言葉が
解約の規約に遵じれば、私たちが解約を申し出たのは2月で、それを受けた一条工務店は速やかに解約の手続きを進め、手付金を返金する義務がある訳ですが
このままでは3月に実施される査定に支障をきたし自身の昇格のチャンスを失うことになる担当★は、昇格を叶えたいがため解約を4月に持ち越してほしいと私たちに深々と頭を下げて願い入れ(命乞い)をしてきたのです。
これは、どういうことかというと
本来であれば既に解約の手続きを進めていなければならない状況にも関わらず、担当★が自身のところで話を留めているということ。
なるほど、上部と会社にはこの事実を未だ隠している訳ですから、この場に上部の姿がなくて当然なのです。
2月の解約の申し出から約1ヶ月が経過していましたので、この時点で私たちはミサワホームさんと契約を無事締結し終わった状況まで進んでいましたし、一日も早く一条工務店との契約を解除して手付金の返金を完了してもらうことを希望していたのですが
これまでお世話になってきた担当★には感謝もありましたし、私たちに命乞いをしてすがる姿を目の前にして、断ることができませんでした。
こうして、このあとの結末を予想だにしない私たちは、担当★の願い入れ(命乞い)を受け入れ解約の申し出を事実上4月まで延期することになったのです。
ところが・・・
2019.4月 いつまで待っても実現しない「上部との面談」
担当★に指定された約束の4月に入って間もなく、以前と同様に、スムーズに上部の方との面談の日程が決められるよう、4月中に私たち夫婦が揃って時間の都合がつく日取り(4/13、4/20)を、担当★の営業用の個人携帯宛てに前以てショートメールにてお伝えして、お伺いを立ててありました。
間違いなくそのように聴いておりましたが、それきり担当★からの連絡がないまま4月中旬を迎えようとしていました。
私たちは、担当★の営業用の個人携帯への電話とメールを繰り返し必死に連絡を取ろうと試みましたが、連絡は取れませんでした。
そしてようやく返答があったのは4/15、届いたメールにはこのような内容が記されていました。
■自身の子供が生まれたため休暇を取っていたこと
■心配をおかけして申し訳なかったこと
■夕方に改めて連絡すること
が、この日担当★からの連絡を信じて待っていましたが、連絡はありませんでした。
そして、とうとう4/20を過ぎても音沙汰はなくゴールデンウイークが近付く4/24、ようやく担当★から電話が入ったのです。
お子さんの誕生はおめでたいことですし、休暇を取っていたことを責めるつもりはありません。
ただ、出産の予定は前以てわかっていたこと、上部の方の日程調整ができない状況であったのならば、そのようにひとこと一報をもらっていれば、こちらもイライラと心配をする必要はなかったのに、その一報すらできない無責任さが理解できませんでした。
腹立たしい気持ちを抑えながら、解約の進捗のために夫の都合を伝えました。
自身の昇格のため命乞いをし、私たちの解約を延期させ4月になればいつでも~という指定をしたのは担当★自身であって
しかも、私たちからは都合のつく4月中の日取りを前以て伝えてあったにも拘わらず、それを無視し続けてここまで長引かせ
挙句の果てに、ゴールデンウイーク寸前のタイミングで伺いたいなどという、あまりにも身勝手で不誠実なやり方に、私たちは深い憤りを感じました。
そしてここから、更なる展開が待ち受けていたのです。
「アポすっぽかし」「連絡なし」どうなっているのか?この会社
ちょうどこの時期、私たち夫婦が同居している夫の実家では田植えがはじまり、夫も休日は一日手伝いに駆り出される繁忙期に入っていました。
その合間を縫って4/29であればと貴重な時間を割いて伝えてあったにも拘わらず、前日の4/28になっても担当★からの連絡がない状況に、私たちの怒りは頂点に達しようとしていました。
面談などというものはもう充てにはならないのだと判断した私たちは、面談無しで書類にて早急に手続きを進めてもらうよう申し出ました。
「明日はご都合悪いのでしょうか?田んぼも始まって忙しく時間がとれませんので、書類にて早急に手続きさせてください。」
この、私から送信したメールに対して返答がないまま4/29当日を迎え、来訪があるかもしれないと予定も入れられずに困り果てた夫が、担当★へ電話をすると
との回答で、夫は手付金返金の入金口座をメールにて担当★へ連絡済みとのこと。
確かに、今回は私からメールにてそのように依頼をしたことは間違いありませんし、早急に対応して頂くことが第一なのですが
その依頼に対しての回答をもらえないが為、夫から心配の確認を入れなければならないような状況をつくりあげる配慮の無さに、深い苛立ちが込み上げました。
とはいえ、ようやく解約ができる事に少し安心したことと、私たち夫婦からの信用をどん底まで失った担当★や上部の方の顔をみずに済むことへの安堵の念も、私たちの中で複雑に絡み合っていました。
やっと解約できる。
「高額の手付金で簡単に仮契約させる一条工務店」「解約させない一条工務店」
しかし、この私たちの考えは甘かったのです。
その後、手付金が指定口座に返金されたかどうかを日々確認しておりましたが、5/8になっても入金はされませんでした。
不安になった私たちは5/9、担当★へメールにて確認を取ることにしました。
「昨日は未だ、手付金が入金されておりませんでしたが、至急、手付金の振込日と正確な金額を教えてください。」
すると翌日5/10、担当★よりメールにて返信がありました。
「昨日は失礼しました。お時間頂戴しており申し訳ございません。本社確認中ですが、遅くとも来週中には完了できるかと思います。振込日、金額に関しましても確定次第ご連絡差し上げます。尚金額に関しましては印紙代以外は頂戴しておりません。」
やっぱり・・・。
そうは思いたくなかったのですが、なんだかそんな予感がしていました。
そして、結果的にこのメールにある来週中(5/17までに)という振込期日さえも守られなかったのです。
今度という今度は夫の堪忍袋の緒が切れたようで、私の留守中に担当★へ電話にて怒りをぶつけたことを知りました。
2019.5.17 「隠蔽」発覚
夫の話しでは
担当★は、私たちとのこの解約のやり取りを会社(所属営業所・本社)に隠しながら、陰で一人コソコソと動いていたことが発覚してしまい、本社から呼び出しがかかった為これから本社へ行かなくてはならない等と、電話口で打ち明けたとのこと。
夫は込み上げる感情をこらえながら
と精一杯の言葉を投げかけると
と答えたそうです。
これは、すべてが「隠蔽」されていたということ。
上部との面談も、書類での手続きも、手付金の返金も、いくら待っても実現するはずがないのです・・・
私たちは「騙されていた」のですから。
身体が震えました。
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2019.5.25 営業所へ直訴「私たちは騙された」「一条工務店は家づくりに携わるべきではない」
真実を知った私たちは、このまま黙っているべきではないと判断し、担当★が所属する営業所の責任者に直訴するため営業所へ出向きました。
5/25、生憎この日、責任者は担当★と共に夕方までイベントに出向中とのことで、代理で店長さんが対応してくださいました。
担当★より昇格のための命乞いをされたことも含めて、これまでの経緯をすべてお話しし
①5/26午前に責任者から私へ直接電話をもらうこと
②週明けの5/27には手付金を返金すること
③被った精神的苦痛と損害に対しての損害賠償請求も検討中であること
の3点を加えました。
「概要だけは聴いておりました」という店長さんは、私たちから聴かされる、ご自身が知り得なかったこれまでの経緯を、顔を歪めながら深刻な面持ちで丁寧に聴いてくださり何度も謝罪を繰り返されました。
「①から③の内容については、私から責任者の○○が戻り次第に必ず伝えさせていただきます」
この営業所への直訴の晩、私の携帯にイベントから戻った担当★より電話が入りました。
担当★は続きを話しはじめましたが、私はその言葉を一掃し
と、電話を切りました。
私たちを騙した担当★の声はあまりにも悲しく、これ以上かける言葉が見つかりませんでした。
2019.5.26 逃げ回る責任者【営業所マネージャーI】
一条工務店と契約(一条では仮契約というらしい)を交わした当時、私たちのもとへ営業所の責任者であるマネージャーより御礼の挨拶状が届いていました。
この、挨拶状にはこのように記されています。
一 中略 一
今後のお打合せやご案内などにおいても、各担当者にて出来る限り丁寧な対応に努めて参ります。
それらのご対応の中で、もしも、疑問に感じる点や、不十分だと感じる事柄などがございましたら、どうぞお気軽に営業担当者、もしくは、私、〇〇まで、お申し付けいただければ幸いです。
あいす様が安心して家づくりを進めていただけますよう、迅速かつ誠実にサポートさせていただきます。一 中略 一
5/26、営業所にて店長さんへお伝えした
『①5/26午前に責任者から私へ直接電話をもらうこと』
の約束を果たすため、この挨拶状の差出人である、責任者I氏よりの電話連絡を自宅にて待機していました。
ですが、とうとう正午を回っても責任者I氏よりの電話はありませんでした。
挨拶状を片手に、すべてが上辺だけを取り繕った綺麗ごとなのだと知り悔しさが込み上げました。
すると午後1時過ぎ、私の携帯に着信がありました。
着信の相手は担当★でした。
担当者との最後の言葉
そう続ける担当★に、私はもうこれで最後だと心に決めてこのように話しました。
担当★は、まさか私が本社へ連絡するなどとは思ってもみなかったのでしょう。
「本社」という私の言葉を聴くなり
と、平静を装いながらも動揺を隠しきれないといった様子が伝わりましたが、私の気持ちは変わりませんでした。
2019.5.27 一条工務店 浜松本社へ通報
翌日5/27正午過ぎ、一条工務店の浜松本社へ電話にてすべてを報告しました。
一条工務店に関わる相談 (質問・苦情・トラブル等含む) ができる部署、お客様相談窓口のK氏に繋がれ、通話は正確な記録を残すために録音され約30分間に渡りました。
最後に
と締めくくりました。
最終的に、通話内容を上層部に報告したうえで、私から申し出た「本日中、もしくは明日5/28には手付金の返金が可能かどうか」の回答を待つことになったのですが
「手付金の送金日の回答につきましては、然るべき者から改めて、あいす様の携帯電話へ必ず連絡を入れさせていただきます。」
との、K氏の言う『然るべき者』という曖昧な表現について疑問を感じた私は
と申し出ましたが
「大変申し訳ございません。現時点では確実なご連絡時間と名前まではお答え致しかねます」
との回答で、最後まで教えてもらえませんでした。
※結果的に、この『然るべき者』からの連絡は未だにいただいておりません。
2019.5.27 今更ながらに届いた「解約に関する合意書」
浜松本社へ通報した当日、帰宅すると一条工務店の『解約に関する合意書』が届いていました。
書類を受け取った義母によると、私たちの留守中に担当★が書類を届けに来たとのこと。
同時に担当★より、謝罪の言葉を添えたメールが届きました。
「明日中に御送金させていただくべく、お二人のご署名ご捺印をいただき、明日の朝までにご対応いただけませんでしょうか。明日の朝9時頃取りに伺います。」
2019.5.28 解約申し出から103日目「手付金返金」
2019年2月15日の解約の申し出から103日目の2019年5月28日、『解約に関する合意書』の提出により、私たちが一条工務店へ入金した手付金100万円のうち、経費(印紙代)2万円が控除された98万円が指定口座へ送金されました。
一条工務店の悲惨なウラ側
2018年1月に一条工務店と縁をして以来、1年5カ月。
このような結末を迎えるとは考えてもおりませんでした。
私たちの担当 一条の星さんは、家づくりという人生の大きな夢に携わる人間として、大学を卒業後に大志を抱き一条工務店という会社に入社したに違いありません。
「そこは一条。お任せください!」のフレーズで、一条の家の魅力を生き生きと語っていたのを思い出します。
どこかで歯車が狂ってしまったのか。
私利私欲に支配されてしまったのか。
あの一条の星さんが、自身の昇格のため私たちの解約を延期させ、さらに会社へ事実を隠蔽しながら私たちをのらりくらりと言葉巧みに騙し続けたことは紛れもない事実です。
このような自身の利益のために、私たち顧客を犠牲にし利用するやり方は決してあってはなりません。
一条の星さんと、その上司がどのような処分を受けたのか?
もしくは相変わりなく今日もこの業界に残り利益を得ているのか?
いずれにせよ未来がないことに変わりはないでしょう。
「自然の法則に反するものは沙汰される」これは自然界の掟。
「一条工務店は家づくりに携わるべきではない」
「このような会社に未来はない」
これが私たちがみた真実です。
解約して正解でした。
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