ほんの一時間足らずのことだった。
野鳥が朝から庭木の小枝にやってきて何かをみつめていた。
リビングから観察してみる。
えっ?もしかして!?
ゲッ!やっぱり!
野鳥の視線の先には、赤く色づきはじめた越後姫&よつぼし苺。
マズい!
急いで駆け寄ると、野鳥は慌てて飛び去っていった。
外へ確認しに行くと苺の果実はとりあえず無事だった。
けれど、マズい!このままじゃ食べられてしまう!!
確実に狙われている。
防鳥ネットを探しに直ぐさまホームセンターへ直行した。
ところが、ちょうどいいサイズの防鳥ネットが品切れ。
並んでいたのは小さすぎるか、大きすぎるかのサイズのみ。
あちゃちゃ。そりゃ、ゴールデンウイーク明けだもの。
園芸資材も品薄なはずよね‥‥。
準備不足の自業自得だ。
でも、どうにかしないとな。
すると、ネットでこんな情報にたどり着いた!
なんと「三角コーナーの水きりネット」で代用!?
ただ、実はこれ、ミニトマトの防鳥に使えるっていうことらしいんだけど、苺にも応用できるんじゃないかしら?という素人の淡い期待をこめて試してみることにした。
とにかく、急いで購入して帰宅。
祈るような気持ちで庭の越後姫に駆け寄った。
!!!!!!
マジかー!!!
遅かった‥‥。
すでに野鳥に食われた越後姫とよつぼし苺が悲しげにうつむいていた。
やられたのは越後姫が2粒。
よつぼし苺は1粒。
一番赤く色付いた一番果3粒が無惨にかじられている。
家を空けた、ほんの一時間足らずの出来事だった。
このままの姿を残しておくのが悲しくて、泣く泣く果実を摘んだ。
最も楽しみにしていた一番果がやられてしまったのはショックだが、気を取り直して、もうこれ以上被害に遭わないように急いでネットを被せた。
へぇ、なるほどね。
これなら、通気性を保持しながら果実の様子も常に確認できるものね。
皆さんよく思いつくわよね。
これは、ナイスアイディアだわ。
素人の苦肉の策「防鳥ネットの代用水きりネット」の効果を祈ろう。
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