「風邪はどう?届けたいものがあるからほんの一寸いいかしら?」 ご近所のおばあちゃんからお電話を頂いた。昨春から仲間に入れてもらっている地域の歴史を学ぶ会のリーダーさんだ。 毎月1回開催されるこの会の先日の開催日に、少し風邪気味という理由で欠席した私を気遣って、雪の中我が家を訪ねて下さった。 「風邪にはコレね。喉や鼻にも金柑きんかんがいいって言うからよかったら食べて。」 早くよくなって会に戻ってきて欲しいから、と言って差し出した袋にはキレイな金色をした金柑が入っていて、そして広告チラシの裏面をつかって書かれ ...