3月9日、新潟県津南町のスキー場グリーンピア津南にて開催された『つなん雪まつりスカイランタン』に参加してきました。
この『つなん雪まつりスカイランタン』は、自分の手でランタンを空に打ち上げることができる演出が口コミで広がり、年々人気が高まっているイベントですが、ここ数年では参加希望者が募集定員を上回り、なんと参加者は抽選で選ばれるのだそうです。
※『つなん雪まつり SNOW WAVE&スカイランタン』より転載
スカイランタンとは
スカイランタンは、タイや中国のお祭りで打ち上げられる熱気球の一種で、コムロイや天灯(てんとう)とも呼ばれます。
その柔らかく温かい明かりは「知恵」を象徴し、正道へ導かれるためのお布施として行う伝統があります。
スカイランタンの発祥は今から770年前までさかのぼり、当時は通信手段として使われたと言われています。
現在は無病息災を祈る民俗習慣として定着しており、夫婦や恋人同士が打ち上げる特別なイベントとして、メッセージを書き添えて天に祈りを届けています。
ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」でも重要なシーンで登場することから、国内でもその知名度は少しずつ大きくなってきています。つなん雪まつりでの取り組み
昔から変わらない自然や農地を大切に守り続けた津南町は、打ち上げの障害になるような電線や高層ビルが少ないです。
この地域性環境を活かし、農地に雪が積もる冬に実現できないかと、「雪ほたる」と称して2010年に企画をし、関係機関と協議を進めてきました。
そんな最中、2011年3月11日に発生した東日本大震災、そして翌日、当町も震度5強の地震が発生し、この地だけでなく日本中が甚大な被害に見舞われました。
その翌年の2012年、町内有志でスカイランタンの調達・実験・検討を繰り返した結果、第36回つなん雪まつりにおいて、現実的にスカイランタンの打ち上げが可能なニュー・グリーンピア津南に会場を移し、震災復興の意を込めて初めて実現に至りました。スカイランタンの仕様
燃料:パームワックス
素材:桑や米などの自然素材から漉いた和紙のような油紙を竹の骨組みに張り合わせて作られています。
よって、全て地中に還る環境に優しい素材です。
今では『行ってみたい冬のイベント第1位!』となった、大人気の津南スカイランタン。
実は、今回私たちは御縁あって、参加者が打ち上げるスカイランタンに点火をするボランティアスタッフとして、初めて参加することになったのです。
※スカイランタンを出来るだけみんなで一斉に打ち上げるには、大勢の点火スタッフが必要です。
興味がある方は、是非こちらスカイランタン点火及び誘導スタッフ募集をご覧になってみてくださいね。
さて、当日は、朝から雲一つない晴天に恵まれて温かく、絶好のスカイランタン日和。
会場の、グリーンピア津南スキー場では、スノーモービル・バナナボート・SNOW WAVEストレートジャンプ大会・かまくら神社・LIVEステージなど、楽しい雪上イベントが開催されていました。
陽射しが反射する眩しい銀世界に日没が訪れ、爪の先ほどの三日月が昇ると、冷たい空気に包まれます。
昼間の賑わいが静まって、雪を踏みしめる音にかわってきました。
数年ぶりにみる夜のゲレンデは、やっぱり素敵です。
スカイランタンの時を待ちます。
全国から訪れた参加者が、続々と会場のゲレンデに集まってきました。
家族と、友人と、恋人と。
スカイランタンに願いをこめて夜空へ届けます。
全国の被災地の復興と、やすらかな未来を。
世界中の愛と平和を。
大切な人への想いを。
夢と希望を。
幸せを。
それぞれの想いをのせた、約2000のスカイランタンが夜空へ舞い上がりました。
最後に、参加者のスカイランタンに、無事点火を終えたボランティアスタッフの私たちに、スカイランタンがひとつずつ配られました。
これは、運営側からのボランティアスタッフへのお礼のプレゼントだそうです。
私たちも、頂いたスカイランタンに願いをこめて夜空へ打ち上げました。
真っすぐに夜空へ舞い上がる、私たちのスカイランタンを、もうみえなくなるまで見守りましたよ。
本当に素敵な体験ができました。
皆さんの願いが、天まで届きます様に。
スポンサーリンク
ランキングに参加しています
ご訪問のしるしにクリックいただけると嬉しいです
↓ ↓
*シンプルイズベスト*
▼YouTubeチャンネルはこちら
*おすすめ関連記事
-
越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2019 大地の芸術祭の里
続きを見る
-
峠の我が家に初霜が降りました
続きを見る
-
初雪2018 目覚めたら銀世界
続きを見る
-
平成のなごり雪
続きを見る
-
『パンといす』と海が素敵すぎ!内緒にしておきたいお店
続きを見る
-
君に会いたかった!復興祈願花火フェニックス2018
続きを見る
-
清津峡トンネル渓谷アートを訪ねて。越後妻有 大地の芸術祭の里より
続きを見る
-
まもなく開催『FUJI ROCK FESTIVAL’18』
続きを見る
-
THANK YOU! FUJI ROCK FESTIVAL 2018
続きを見る