現在私たちが交渉中の土地は、新潟県中越地区の日本海沿いの田舎町に位置し、海岸からの距離は約190m、海抜は22mの小高い丘の上というロケーションです。
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海と夕陽を臨む小さな平屋
私たちはこの土地に、海と夕陽を臨む小さな平屋のマイホームを完成させたいと思っております。
あの頃の夢が現実に!?
思い起こしてみると、私が社会人になったばかりの頃に、将来の目標は?
との、ビジネスパートナーからの質問に
と答えたのを思い出します。
日々の生活に追われ、現実の厳しさに直面しながら、その目標をいつしか忘れてしまっていましたが、
と不思議な気持ちがいたします。
海沿いの家のメリット
さて、そんな海と夕陽を臨む『海沿いの家』ですが、これから暮らしていくにあたっての予習としてメリット&デメリットについて考えてみることにしました。
まずは『海沿いの家』に暮らすメリットを挙げてみたいと思います。
①オーシャンビュー!生活の中に大自然『海』がある
この土地からは日本海に沈む夕日もみることができますから、家の日本海側に窓を取れば、刻一刻と移りゆく海と夕陽の絶景を楽しめるオーシャンビューの生活が実現します。
海までは歩いて7~8分なので、お散歩・趣味のマリンスポーツも好きなだけ楽しめます。
②新鮮な魚介類が安く手に入る
漁港もあり、獲れたての魚介類の直売所や市場も近いので、美味しい魚が安く食べられます。
海釣りでおかずの自己調達もできますね!
③波の音に癒されるリラクゼーション効果がある
今のところ、マイホームまで波の音が聴こえてくるかはまだ解りませんが‥‥。
海側にデッキを設けて静かに波の音を聴きながら、海と夕陽に癒されるのもいいですね。
④健康によい
海洋療法タラソテラピー・海水によるハイドロセラピー(水治療法)といった海水の浮力や水圧を活かしたマッサージや水中運動などは、文字通り海水に直接接することで物理作用・薬理作用・さらには心理作用が期待できるそうで、発育発達障害・ダウン症・脳性麻痺・自閉症・うつ病などに対する心理作用効果が、近年大きく注目されている海洋療法のひとつだそうです。
海藻療法(アルゴテラピー)・海泥療法(ファンゴテラピー)などもあり、海藻には肌の性質を整えるビタミン・ミネラル等の含有量が豊富で、海泥は吸着効果に優れた特性があり、これらを皮膚に直接塗布することで美容効果・温熱効果が期待できるようです。
さらにマグネシウムや海洋性ヨードなどのミネラルが含まれている潮風を浴びて、鼻や口そして皮膚から吸収するだけでも、新陳代謝が活発になり体調が整い健康効果があるのだそうです。
が!しかしながら
その一方で『海沿いの家』には、大きな注意点があるようです。
『海沿いの家』のデメリット(リスク)
『海沿いの家』 にはデメリット(リスク)が存在することも考えなければいけません。
これまで、私も夫も平野部と山間部での暮らしをしてきましたので、海沿いの暮らしについては全くの素人です。
ですから年明けの土地探しの当初より、この海沿いの暮らしについてのリスクやデメリットについて少しずつ勉強してきました。
『海沿いの家』 に暮らすことのデメリット(リスク)を改めて確認したいと思います。
①塩害
塩害とは、その名の通り塩による被害のことで、海水には多量の塩分が含まれているため、海沿いの家ではその塩による被害が出るそうです。
塩は特に金属に対して影響を及ぼし、自転車や自動車・家の金属部分などを錆びやすくさせたり傷みの原因にもなるようです。
風が強い日には、風に乗って塩分を含んだ水蒸気が運ばれて、家の窓や外壁に塩を残していくこともあるため、塩害対策として
■外壁の塗装や素材は塩害に強いものを使用する
■こまめにケアをし、塩分を洗い流す
■洗濯物は外に干してもカラッと乾かないため、サンルームなどの室内乾燥室を設ける
■植物も塩に弱いものは育ちにくいため塩害を避けられる場所の確保や囲いなどで工夫する
などの対策が必要のようです。
②湿気
海沿いは、市街地に比べて1年を通して湿度が高いので、湿気対策が必要だそうです。
対策をしないと結露やカビを発生させてしまうようです。
湿気による結露への対策として
■こまめに換気する
ただし、海から近距離の家では、換気をして外の空気を取り込んでしまうと、家の中にまで塩による被害が出てしまう可能性があるため注意が必要のようです。
方法としては、24時間換気システムを導入する・高気密の仕様にする等設備や仕様を工夫することで、湿気による被害を軽減することができるそうです。
③風に対する備え
海沿いは風の影響を受けやすいため、特に台風などが近づくとかなりの強風となるようです。
部屋から海を一望できる大きな窓などは、強風の際には危険材料にもなり兼ねないため、場合によっては防犯を兼ねた強化ガラスにする・雨戸やシャッターを設けるなどの対策も必要のようです。
海から近距離の家では、台風の時だけでなく、窓からの砂埃の侵入もあるようですので、その場合はお掃除が大変であることは覚悟する必要がありそうです。
お掃除のしやすい間取り設計が理想的かもしれません。
そして傷のつきにくい床材選びも重要のようです。
④災害の影響を受けやすい
海沿いの暮らしでは津波の心配があるため、標高海抜を確認するなど土地選びからしっかりと行う必要があるそうです。
自治体では、想定される津波の高さや避難場所・避難経路についての防災ハザードマップを作成していますから、それらを参考にして、津波のリスクを避けながらも海の見える土地を見つけることができれば安心なのでしょうね。
⑤土地の強さ・地盤
埋め立てや旧河道、盛土した宅地造成地では液状化の問題も深刻なため、水の影響を受けやすい海沿いの土地では地盤改良が必要なケースも少なくないようです。
海の見える高台、特に硬い地盤のある土地であればこれらの問題も比較的心配がないようですが、お散歩エリア(近隣)に海があることが希望なのか?家から海が見えればよいのか?
災害時の影響も併せて、このあたりの判断をこれらのリスクと考え合わせる必要があるようです。
⑥こまめな手入れを覚悟
『海沿いの家』に暮らすことは 『市街地の家とは全く違ったこまめな手入れ』を覚悟する必要がありそうです。
まとめ
このように『海沿いの家』 に暮らすことのデメリット(リスク)もやはりあるのですね。
私たちは、これまで豪雪地といわれる土地で、雪と向き合いながら今日まで共存してきた訳ですから、海沿いの家に限らず、メリット&デメリットをきちんと理解し対策していくことで、大自然と調和した暮らしが実現できるのだと思います。
それをしっかりと踏まえていれば、やはり大自然に抱かれた海沿いの暮らしは掛け替えのない日々を与えてくれそうです。
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