峠に暮らす義父の田んぼは二町歩(19834.7平方メートル)坪に換算すると6000坪。
私にはピンとこない数字だけれど、この二町歩の田んぼから、だいたい大人20人が1年間食べられる米が収穫できるそうで、そう考えると個人の米作りとしては規模が大きいのかなと想像できる。
まもなく83歳を迎える義父が、田植えと稲刈りの繁忙期以外はまったくの一人で米を育てているのだが、昨日稲刈りの手伝いに行ってきた夫が撮影した義父の姿をみて感動した。
昨年怪我をした手指の後遺症で、以前のように力をこめることが難しくなっているのだが、それでも自分の手でコンバインのハンドルをしっかりと握っている。
この、義父が運転しているコンバインという機械は非常に優秀で、根元から刈り取った稲の穂先から籾を分離して「脱穀」する。さらに、脱穀された後の藁は細かく刻まれ田んぼにばらまかれる。
この藁が田越こしのときなどに土に鋤きこまれ肥料となるのだから、すばらしいサイクルだ。
黄金色の稲穂を稔らせた田んぼが秋晴れに輝いて美しく、稲を刈る義父はカッコいい。
そう言って夫は父親の仕事ぶりを私に語った。
最初にコンバインを入れるスペースは、こうして稲を手刈りして一部空けるのだそう。
一本の稲の穂にはおよそ100~200粒のモミが実るそうで、こうしてみると一粒たりとも粗末にしてはいけないと思わせてくれる。
稲刈りも大詰め。
今年も実を結んだ日本一の義父のコシヒカリ。
新米が待ち遠しい。
▼義父が丹精込めて育てたコシヒカリの稲刈りシーンを1分のショート動画に納めました。
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